日本で人気のスポーツは何なのか?上位はなんとなく想像できると思いますが、最近立ち上がったスポーツリーグもかなりの勢いで盛り上がっているため、徐々にその順位に変動が起こってきています。本記事では、最新のスポーツランキングを解説していきます。
スポーツの楽しみ方が多様化している
今までスポーツといえば、「プロの試合を観戦する(野球リーグ、サッカーリーグ等)」「実際にプレイする(部活、サークル、社会人チーム等)」がメインでした。しかし最近では、さまざまな活動に「スポーツ」の効果を取り入れたり、スポーツ自体の楽しみ方もテクノロジーの発展で
好きなチームや選手の戦績に賭けをするスポーツベット、スポーツ合コン・婚活、企業がスポーツを取り入れることによるチームビルディング、などさまざまな形でスポーツが取り入れられ、その機能性を活用した楽しみ方が広まっています。
さらには、ゲーム開発やVR技術などの発展で、仮想世界を使った新しいスポーツの開発や、eスポーツという新しいジャンルの開拓が行われています。
日本の人気スポーツランキングTOP10
2019年のラグビーワールドカップ日本開催から、サッカーワールドカップでの日本代表の活躍、そしてワールドベースボールクラシックで2009年ぶりに優勝、相撲をテーマにしたNetflixドラマの大ヒットなど、各スポーツで話題になるトピックがありましたが、最新の人気ランキングはどうなっているのでしょうか?
スポーツ庁が令和3年に実施した20,000人を対象にした世論調査による調査結果によると、過去1年間で最も現地観戦されたスポーツの第1位は「野球」で、前年から首位を守った形となりました。現地まで出向いたのは全体のうち男性は9.1%、女性が4.5%と、スタジアムの1/4は女性が占める結果となりました。
2位はプロサッカーリーグである「Jリーグ」、3位は高校野球となっています。現地観戦とテレビ・インターネットによる観戦も含めたランキングは以下となっています。
■日本の人気スポーツランキングTOP10
1位:野球
2位:サッカー
3位:マラソン、駅伝
4位:ゴルフ
5位:大相撲
6位:テニス
7位:フィギュア・スピードスケート
8位:ラグビー
9位:バスケットボール
10位:バレーボール
日本のプロスポーツリーグの市場規模とは?
市場規模ベースでいくと、人気と同じく第1位は「野球(日本プロ野球リーグ)」となっており、その規模は約1800億円と言われています。ちなみに、アメリカのメジャーリーグの市場規模は、約1兆5000億円(2018年)あると想定されており、その規模の違いに驚かされます。
第2位はJリーグで、市場規模は約1105億円(2017-18シーズン)。第3位は2016年に立ち上がったばかりのBリーグ。その市場規模は195億円(2017-18シーズン)と1位、2位との差はありますが、前年からは30.2%の増加となっており、その成長速度の速さが伺えます。
その後、2018年に卓球リーグも立ち上がりましたし、今後はeスポーツ関連でのプロリーグもどんどん立ち上がっていくと見られます。新しいスポーツの登場と共に、さまざまなカテゴリで老若男女それぞれが楽しめるエンターテイメントが今後さらに盛り上がっていくことを期待したいものです。
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